注文住宅ならではの魅力のひとつが、施主の希望を優先しながら建築と施工をしてもらえることです。施主の希望の中でもキッチンは、こだわる人と、おまかせしてしまう人に分かれます。こだわる人は、基本的に家事を行う人です。家事を実際に行う人にとって、動きやすさと、便利さが重要になります。
キッチンのコンロにも種類があるので、どのようなタイプのコンロが良いのかを自分なりに考えておくことで、注文住宅を選びやすくなります。コンロの中でもビルトインコンロは、機能性と利便性の両面で優れています。アパートやマンションといった集合住宅で暮らしていた経験のある人ならば、一戸建てのビルトインコンロの備わっているキッチンは、まるで厨房のように機能しますので、毎日の料理が苦でなくなります。どのようなビルトインコンロを設置するのか、具体的なプランがあれば、設計の段階で採用してもらえます。
具体的なビルトインコンロが想定されていないと、柔軟性に基づいてコンロの設置場所が設計されてしまいます。注文住宅は、一般的で柔軟な応用よりも、具体的で、主体的に選んだ設備に合うような設計が可能です。ビルトインコンロは幅がポイントです。コンロの幅と設置場所の幅に開きがありすぎると、ホコリや汚れが溜まりやすくなってしまいます。
清掃しにくい場所になるので、できるだけ隙間は無いほうが、見栄えも良くて衛生的です。ビルトインコンロの幅は、60センチメートルのタイプと、75センチメートルのタイプに分かれますので、料理をする機会の多い人が、主体的に選ぶと良いでしょう。