注文住宅に表示されている本体価格の意味をご存知でしょうか。実はこれは実際に家を建てた時の価格ではありません。注文住宅は1つ1つの家ごとに大きく金額が異なるため、おおよその価格の目安を付ける為に多くのハウスメーカーが本体価格の表示を採用しています。この1つ1つの家ごとに変動する全ての価格を取り除いた、単純な「建物」の価格が本体価格です。

これは各ハウスメーカー独自による標準仕様から算出されたもので、誰がどこに家を建てたとしても変動しない建物の価格を差します。なお、本体価格に含まれないものとしては、ガスや電気の配給、水道の給排水工事などがあります。つまり、家で生活をしていく上で必ず必要になる費用ですが、土地の形状や場所によって価格が変わることがあるので、本体価格に含まれていない場合が多いです。しかし、標準的な土地とハウスメーカーが規定している土地の場合は本体価格に含まれている場合がありますので、確認してみるとよいでしょう。

その他、細かい外装、内装や設備など、依頼主の好みや希望によって価格が変動するものも含まれていません。この本体価格というのは、ハウスメーカーがある程度標準的な使用と考える範囲内で注文住宅を建てた場合を想定していますので、それを大きく超える設計の場合は当然ずれが生じます。まとめると、表示されている本体価格よりも2~3割増しの費用が発生することを念頭に置いてプランを練る必要があります。

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